冷奴?味噌汁?平山食品の木綿豆腐が語る本物の味わい
豆腐そのものの味がわかるのは冷奴か味噌汁か?
「美味しいお米はおにぎりで」というセオリーからすれば
答えは冷奴一択。
確かに冷奴は日本の夏を救う。
枝豆とともに手を取りあってビールとともに歩む。
栄養価とか美味しさとかを超越した存在です。
しかし,ここで一つ問題が。
冷奴は「冷えた奴」,うううっ,クールなやつ,
冷えているのがその宿命。
なんでもそうですが,冷えているとものの味はよくわかりません。
冷奴の味だと思っているものは,薬味やお醤油の味。
この味が濃すぎると豆腐はどれも同じ。
では,冷やさない豆腐をそのままで食べてはどうか。
これは調理ではないので選択外として,
どんな食べ方が豆腐そのものの味を活かすのか?
ここで味噌汁の登場です。
味噌汁もお味噌を選びますが,お醤油ほど豆腐を侵略しません。
ちょっと大きめのさいの目切りにした木綿豆腐を
煮え立たないうちにミソスープに投入し,火を通し
ほっほっほといいながら汁椀によそおい,
お箸で豆腐をつまんで賞味。
豆乳を惜しまず,清く正しく丁寧に作られた豆腐なら
「おおお!豆腐の味がする~!!!」
ケチケチ製法なら,何を食べているかよくわかりません。
仕方なくミソスープを慌ただしく流し込み豆腐の味を補うはめに。
結論です。
豆腐本来の美味しさを味わうなら木綿豆腐のお味噌汁!
福岡市平山食品のお豆腐は地元のスーパーで買えます
九州はその背骨に九州山地。
緑深い山々からきれいな水が湧き出る土地です。
湧水の里ならではの美味しい手作り豆腐が今も各地で
作られています。
その場所はもちろん都会の真ん中ではなく
清水が湧き出る山のふもと。
ただ人里離れてはいません。
お豆腐屋さんは昔から集落に欠かせない存在です。
温泉地のお店の手作り豆腐(清く正しく系)は
温泉宿で提供されることも多く,そんな宿に出会ったときは
朝ごはんのお味噌汁が寝る前からとても楽しみです。
ふぅぅぅぅぅぅー!
九州の美味しいお豆腐を食べたいなら温泉に行かなければ
ならないのか(いつになったらいけるのか)?
大丈夫です,そんなあなた,わたしのために九州には
地元の美味しい食品をお手ごろな価格で提供してくれる
ご当地スーパーが勢ぞろい。
都会の真ん中にありながら「清く正しい系」の王道を歩みつつ
スーパーで手軽に手に入る私のイチ押しは,
福岡市中央区小笹にある平山食品さんのお豆腐です。
こちらのお豆腐の賞味期限は,私にはあってなきがごとし。
ついつい買いすぎて冷蔵庫の中で忘れ去られていても
いつも安定の美味しさです!